沢渡朔「昭和三十五年、日本」
マッチアンドカンパニーの写真集レーベル「M/Light」、
「町口覚の実弟であり、アートディレクターの景(ひかり)が自らの視点で着目する父親世代の写真家たちの作品を刊行するための「M/Light」」(nitesyaの解説より)
「少女アリス」が有名な沢渡朔の写真集です。昭和35年、当時20歳の沢渡朔の若く迫力ある写真がいいです。渋い装丁にも注目して手にとってほしい一冊です。
田村彰英「夢の光」
作品と作家についてはこちらが詳しいです。
特に初期の作品になる〈BASE〉は社会的な被写体のようでいて写真としてきれいでかっこいです。
北井一夫「道」
詳しくはIMA ONLINEの解説が完璧です。
こちら
東日本大震災の被災地の風景なのですが、きれいなモノクロの写真で「Walking with Leica」の印象もあるのかどこか優しい印象を受けました。同じ風景なのですが報道写真とはまた違います。
東松照明「Chewing Gum and Chocolate」
各地の米軍基地の存在を通して、戦後日本を見つめ直し、高い評価を得た東松照明。1930年に生まれた東松は、終戦を境にふるさとに米軍基地が建ち、急速に”アメリカナイズ”されていくのを見て育った。今回のタイトル、「チューインガムとチョコレート」シリーズが写真集としてまとめられるのは初めてです。ナディッフでの解説はこちら
装丁もかっこ良く、ボリュームも良い一冊です。
「IMA」Vol.9 2014年秋号も届いてます。今回は写真絵本紹介がとてもツボでした。
またもウィリアム エグルストン「THE DEMOCRATIC FOREST」
調べているうちに勝手なリンクですがこちらの解説がすごくよかったです。僕が何か書くよりもいいと思います。
写真には直接写されている訳ではないですが1980年代の終わりの空気が生々しく感じられるようです。時代背景をふまえてみるとより面白い一冊です。