2月の写真集

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ロバート・フランク 「PANGNIRTUNG」
カナダのパングナータングというイヌイットの土地の写真集です。
ぱっとみてシュリンクに包まれたまま中身も見ずに衝動買いしました。
映画「世界一美しい本を作る男」で知っている人も多いと思います。シュタイデル社の写真集です。さっぱりとしてかっこいい、装丁の仕上がりにも注目してほしい一冊です。


1月の写真集

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沢渡朔「昭和三十五年、日本」
マッチアンドカンパニーの写真集レーベル「M/Light」、
「町口覚の実弟であり、アートディレクターの景(ひかり)が自らの視点で着目する父親世代の写真家たちの作品を刊行するための「M/Light」」(nitesyaの解説より)
「少女アリス」が有名な沢渡朔の写真集です。昭和35年、当時20歳の沢渡朔の若く迫力ある写真がいいです。渋い装丁にも注目して手にとってほしい一冊です。




10月の写真集

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「OST COLA – Fotografie aus Brandenburg / Havel aus den Jahren 1983 – 1989」
80年代東ドイツの写真集、案外見ることができない当時の風景が堪能できます。町中を走るトラバントや若い人のファッション、中には東ドイツ製のカメラを手にした人もいます。
譲って頂いたSさんありがとうございます。


9月の写真集

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東松照明「Chewing Gum and Chocolate」
各地の米軍基地の存在を通して、戦後日本を見つめ直し、高い評価を得た東松照明。1930年に生まれた東松は、終戦を境にふるさとに米軍基地が建ち、急速に”アメリカナイズ”されていくのを見て育った。今回のタイトル、「チューインガムとチョコレート」シリーズが写真集としてまとめられるのは初めてです。ナディッフでの解説はこちら
装丁もかっこ良く、ボリュームも良い一冊です。
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「IMA」Vol.9 2014年秋号も届いてます。今回は写真絵本紹介がとてもツボでした。


8月の写真集

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ビル・マンボ 写真、エリック・L・ミュラー編、岡村ひとみ訳「コダクロームフィルムで見るハートマウンテン日系人強制収容所」
70年ぶりに発見されたコダクロームフィルムの写真集です。コダクロームはもう現像すらできないフィルムなのでそのプリントという意味でも貴重ですし日系人強制収容所の風景がカラーで残されているのも貴重です。写真集としては小さな本ですし、なかなか「写真集」として注目されないような気がしたので紹介してみました。ぜひ一度店頭でみて頂きたい一冊です。


6月の写真集

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ダニー ライオン「The Bikeriders」
前半はバイクレースなど競技に参戦するバイクライダーを、後半はシカゴのバイカー・ギャング“Chicago Outlaws Motorcyclist’s Club”のコミュニティー。1963年から1967年にかけて撮影された記録です。とても欲しくてSMASH HEADの白井さんに譲って頂きました。
巻末のインタビューも良いらしいのですが英語がまともに読めないので・・・


5月の写真集

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デヴィッド・リンチ「The Factory Photographs」
「エレファントマン」で知っている方も多いと思います。映画監督として有名なデヴィット・リンチが1980年代から撮りためたニューヨーク、イギリス、ドイツ、ポーランドの廃工場や原発のモノクロ写真集です。映画を見た後にもう一度見返してみたくなる一冊です。


4月の写真集

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またもウィリアム エグルストン「THE DEMOCRATIC FOREST」
調べているうちに勝手なリンクですがこちらの解説がすごくよかったです。僕が何か書くよりもいいと思います。
写真には直接写されている訳ではないですが1980年代の終わりの空気が生々しく感じられるようです。時代背景をふまえてみるとより面白い一冊です。