ミノルタのレンジファインダーカメラ

そもそもレンジファインダーとは?
ファインダーの中央に二重像といわれるもうひとつの像が表示されて、ファインダーの全体像と中央の二重像のズレを合致させてピント合わせをするカメラです。
一眼レフのようにミラーやプリズムなどの大きなパーツが入らないぶん、軽く、形もすっきりとコンパクトなのが特徴です。
minolta35

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Lマウント、(L39ライカマウント)レンズの交換できるカメラです。
戦後間もない頃、ライカをコピーしたカメラですが、作りはしっかりしていて重厚な印象です。付属のレンズ、SUPER ROKKOR 45mm F2.8は表面に薄い拭き傷があるためなのと、おそらく当時のコーティングのため
独特なやさしい写りをします。特に逆光での写りは面白いです。

Minoltina-S

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スマートな印象のレンジファインダー、上部に露出計の窓があり、針と針を合わせて露出あわせができます。F1.8と明るめなレンズが付いていているのも特徴です。コンパクトで機能も充分といった感じのバランスの良いカメラです。

A-2

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真上から見るとごろんとラグビーボールのような形をしているカメラです。45mm F2.8のしっかりとしたシャープな写りと雰囲気のよさを兼ね備えたバランスの良いレンズ、少しぼってりしているともいえますが、独特な曲線のデザインはおすすめです。

今回ご紹介したカメラはみんなマニュアル露出です。
シャッタースピードとレンズの絞りを操作して光を調節します。
もちろん慣れは必要だとは思いますが、フィルムを1、2本通せば大体のコツはつかめていけると思います。
じっくり考えながら露出を設定して撮影できるのはフルマニュアルの機械式カメラの良い所です。
失敗のできるカメラなので(僕も初めて使ったとき、すごく勉強になりました)カメラが初めての方にも、自動露出でデジカメを使っている方にも楽しめるカメラだと思います。
あと、今回の3台のカメラは作られた年代も違うため、同じミノルタでもレンズの写りが違います。設計した人間や、コーティングなどの技術にも違いがあります。使ってみて、古いレンズほど技術的にまだまだ=写りが良くないというわけではないように思っています。レンズによって癖みたいなものがあって・・・その癖がつかめたとき、驚くほどきれいなプリントが仕上がってきたときは感動します。そのあたりも選んで、楽しんでもらえればと思います。