Canon demi シリーズのご紹介

イエネコカメラでハーフサイズの一番人気といえばオリンパスのペンですが、
当時はやはり各社負けじと様々な工夫をしてペンに対抗しようと奮励していたのでした。
その中でも、今回はうちで現在扱っているCanonのハーフカメラを紹介します。
まずは初代のデミです。
Canon demi

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柔らかいアルミボディ、フラットな軍艦部分、レンズ真上のファインダー、コンパクトなボディとレンズ、
様々な小さなこだわりが見られるキヤノン初のハーフサイズカメラです。
露出計を見ながらレンズ基部リングを操作すると、シャッター速度と絞りが同時に変化する仕組みで
ある程度マニュアル操作を楽しめる点も魅力的です。

次に初代Demiの上位機種。
Canon Demi S

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こちらは初代を基準に、レンズの開放F値が1.7になり、露出操作はシャッター速度を先に決定し、
露出計を見ながら絞りを決めるフルマニュアルに変更されました。こういった変更により、一層撮影に幅が広がったと言えます。
より重厚なイメージになったという印象で、個人的にはカッコいいなぁと感じています。
写りがとてもシャープで、絞りを開放気味にするとハーフサイズとはいえボケ具合もはっきりめです。

次に、手軽に撮影できるようになったEEシリーズ
Canon demi EE28

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初代のデミとほぼ同じスペックで自動露出化されたことにより、ピント合わせの操作だけで手軽に撮影ができるようにと発売されたモデルです。
そもそも「ハーフサイズ」というカテゴリ自体のコンセプトにはこのカメラが最も合っているのかなと思っています。個人的にも、このカメラは頻繁に持ち出して遊んでいました。
キヤノンらしく、色は鮮やかですが、写りそのものは淡めな印象です。

次はEEの上位機種。
Canon demi EE17

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露出はシャッター速度優先の自動露出(もしくはマニュアルも可能)で、随分と重厚な印象。
そこまでするか、というくらい充実した機能を持ち、各社のハーフサイズカメラを比べてもここまでのスペックを持ったものは少ないかもしれません。
レンズも大きく、写りはとてもシャープです。

最後に番外編。
Canon COLOR demi

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初代のデミの張り革にカラーバリエーションを加えた機種で、当時は赤、青、緑の三種類がありました。
機能はまったく変わりませんが、そのためか数が少なく、なかなか見ない品かもしれません。

ハーフカメラ、キヤノンも良いものたくさんありますのでこちらも是非どうぞ。