「シャッターが押せない、巻上げができない」という壊れたカメラをよく見かけます。わかりやすい症状としては、巻き上げのレバーやダイヤルが途中で止まって動かなくなっていたり、レンズの中を覗いてみるとシャッターや絞り羽根が途中で止まっていたりします。
絞りに関しては、よく見ると色が変わっている(油が浮いている状態)ことがあり、これもよくある症例です。
他にも、シャッターが遅かったり(開いている時間がやたらと長い)シャッターが途中で止まってしまったり、巻き上げからシャッターを押すまでの間の操作で、キーキーと嫌な音が鳴ることもあります。

表面的にはよくある症状なのですが原因は様々で、レンズ内の絞り羽根の清掃のみで済む場合や、もっと内部の機械的な不調で細部まで分解、清掃が必要になる場合もあります。

この修理に関しては、レンズまわりを分解することが多く、そういった場合には同時にレンズの清掃も行います。
 
 
 
 
 
戻る