RICOH AUTO HALF の使い方
スプリングモーターのゼンマイによる自動巻上げ機構のついたハーフサイズカメラです。あらかじめ、たくさん巻上げておくことで連続シャッターが可能です。
側面のボタンを下にずらすとフィルム室が開きます。横にずらすとシャッターロックになります。
マガジンを入れフィルムの先をスプールに差し込みます。引っ掛かりを確認するため、巻き上げる→シャッターを切るという動作を2回程してみます。
裏蓋を閉め、感光してしまっているフィルムを送るためにカウンターの数字が1になるまでシャッターを切ります。
フィルムの感度(ASA)を設定します。窓の数字は絞り値ですので、通常はAで使用すれば問題ありません。
ピントは固定です。ファインダー中心の黄色の四角が消えてしまうと露出不足(暗すぎて写らない状態)です。
フィルムが終わると、巻上げが出来ない状態になり、シャッターが切れなくなります。裏側のカウンターを確認すると、24枚撮りのフィルムなら48枚、36枚撮りのフィルムなら72枚程度の数字になっているはずです。底部の巻上げダイアル中心にあるロック解除ボタンを押し、巻戻しダイアルを回してフィルムを巻き取ります。手ごたえが軽くなったら完了。先の要領でフィルム室を開け、マガジンを取り出します。写真屋さんに現像を出すときには一言「ハーフサイズです」と声をかけましょう。

セレン光電池による自動露出、固定焦点、自動巻上げのハーフサイズカメラ。ここまで手軽に写真を楽しむことが出来るカメラも少ないと思います。