小西六のコニカ1というカメラ、戦後コニカが始めに作った35ミリカメラです。調べてみると1947年から輸出向けに生産が始まり、この一台は国内向けにも生産が始まった1948年以降の比較的初期のものらしいです。
底部分にはメイドインオキュパイドジャバンの刻印は入っています。
フィルム巻き上げとシャッターチャージが別だったり単純な構造ですが、なかなか見やすいファインダーやスムーズに動くレンズの沈胴機構、しっかりしたメッキ仕上げなど良い造りです。さすがにファインダーやレンズは汚れていたので分解清掃しましたが、シャッターや巻き上げは整備する前もほとんど普通に動いていました。
テスト撮影も楽しみです。レンズが沈胴できるので、寒い冬にコートのポケットに突っ込んで出かけたい一台だなあと思います。
久々に修理の話を・・・
ヤシカエレクトロ35CC、エレクトロシリーズの中でも小型でレンジファインダー付き、金属ボディのブラック塗装で好きなカメラです。電子シャッターで暗いところにも強く学生時代使っていました。
巻き上げ部分の部品が欠けていて・・・丁度部品取りが倉庫にあったので組み替え、配線をうっかり切ったり痛めないようにそっと分解中です。ファインダーもついでに掃除していますが、ちゃんときれいにするとなかなか見やすい良いファインダーです。うまくいきそうなのでテスト撮影でき次第店頭に並べます!
ある程度メジャーな機種は部品のストックも少ししてあるので交換修理なんかもやってます。レバーが折れたり、巻き戻しクランクが外れたり・・・部品取りがあるものは修理できます。
ニコマートのファインダーを掃除しています。
ニコマートシリーズはどれもスクリーンのまわりにかなりモルトが使われています。ファインダーの中に劣化したモルトの粉が散らばってしまっている中古も多く見かけます。
プリズム、スクリーンを外しモルトを一通り剥がして組み直しです。軍艦部分を外さないとスクリーンの掃除ができないので念入りに掃除します。
スクリーンに入ってしまった塵やカビは機種によってマウントから簡単に掃除できたり、かなり分解しないといけなかったりいろいろです。一部の電子化されているハイテクな一眼レフは基盤や配線が絡み合っていてプリズムすら外せないことがあるのでお断りすることもあります。ファインダーに気になる汚れがあるかたは相談してください。