TOPCON UNI

戦中は日本光学（ニコン）とともに軍用の光学機器を作っていた東京光学（トプコン）のカメラです。激化するカメラの販売競争に負けてカメラ事業から撤退してしまったトプコンですが、現在でも測量や医療のための光学機器を作る大きなメーカーとして活躍しています。
1964年に発売されたこのカメラは世界初のTTL-AEのレンズシャッター一眼レフカメラです。露出計が内蔵され、ファインダー内の表示で露出あわせができ、シャッタースピード優先での撮影もできます。
また当時の一眼レフはミラーの後ろの布幕が横に動くフォーカルプレーンシャッターが多かったのですが、ミラーの前にレンズシャッターがつくという面白い仕組みになっています。そのためシャッター音もガポッという独特な音。
ボディ前面についているシャッターボタン、これも独特な重めの巻上げレバーなど個性的なカメラに仕上がっています。

トプコンのレンズはとても優秀で・・・UV TOPCOR 53mm F2もやさしい風合いのきれいな写りです。